実際にどんな診断を行っているのか、金額も合わせてご紹介します！

外周り

住宅診断における外周りとは、建物の外観の調査です。重点的に調査するのは、構造的なバランスです。家がまっすぐ建っているか、耐震性はしっかりしているのかといった部分を調査します。特に耐震性能は家のバランスが大きく左右します。

そのほかにも排水管の点検口を開け、内部のチェックもします。チェックはパイプ内部の錆び状況を確認するのにとても重要な調査内容です。

そして給水管の錆び状況の確認もさせて頂きます。

害虫状況の確認も併せて行っています。例えば羽アリがいないかを調査します。羽アリがいた場合、高確率でシロアリもいる可能性がありますので、そういったことも調査対象になっております。

私たちは、お客様に快適な暮らしをしていただくために、細かいところも診断していきます。

室内

室内の診断では主に、天井のシミ、クロスの割れ、サッシ周りをチェックします。天井のシミは、雨漏りだけが原因ではなく壁内部の結露なども考えられます。もし天井にシミがあった場合、「部分補修」が難しい為、クロスの全面取り替えをオススメすることがほとんどです。そうすると「お客様が負担するコストが多くなる」ということになります。クロスの割れは、壁にボードを張る際の施工ミスが原因です。

本来、ボードの継ぎ目はピッタリでないといけないのですが、クロスが割れている場合は継ぎ目がずれていたりします。サッシ周りは、雨漏り、結露の具合を調査します。原因として考えられるのは、フレームの歪み、防水テープや防水紙の施工不備が考えられます。室内環境はお客様の暮らしに大きく関わる部分ですので、綿密、丁寧にしっかりと調査致します。

設備の状態

設備の状態の確認は、ガスメーターの確認、ブレーカーの状況の確認、換気扇の吸い込みの確認を行います。ガスメーターには容量があり、ガスメーター本体の大きさで容量が違います。これを確認することで、購入に伴ってリフォームをする際など、付けることが出来るボイラーの大きさが分かります。

ブレーカー状況の確認では、漏電がしていないか、電気の分配は適正なのか確認をします。ブレーカーを確認するだけで、ある程度の漏電が分かる場合があります。すると、ブレーカーが落ちたり電気代が高くなったりしてしまいます。

換気扇の吸い込み確認は、家全体の換気扇を確認いたします。主にトイレ、キッチンバスルーム等、結露しやすい水まわりを重点的に確認をいたします。

室内

マンションのホームインスペクションは基本的に一戸建てと変わりません。しかし、遮音性や安全面といったマンション特有の問題もあります。
一戸建てと違いマンションは隣の家との距離が数センチと、とても近いので遮音性の確認は必要不可欠になります。
安全面での確認は、窓から転落する恐れはないかなどの確認を行います。

パイプシャフト

『パイプシャフト』とは、マンションを縦に貫通している排水管理パイプの配管スペースのことです。
必要なスペースが取れているか、施工の際の隙間はないかなどを確認します。
もし隙間などが見つかった場合、部屋の空気が漏れている可能性があり、エアコンで冷やしたり温めた空気がその隙間から逃げてしまう場合もあります。

設備の状態

マンションにおける設備の状態も一戸建てと変わりません。ガスメーターの確認、ブレーカーの確認、換気扇の吸い込み、更にマンションはエアコンの取り付け可能な間取りや構造になっているのか、防犯面はしっかりと考えられているかなど、集合住宅ならではの問題になりそうなところまでしっかりと調査いたします。